多文化共生事業

外国人と共に生きる多文化共生社会の実現に向けて、日本で暮らす外国人と地域社会をつなぐ、多文化共生プログラムの提案、実施支援をしています。日本人住民と外国人住民の相互理解・交流を図る取り組みの企画、準備、実施、アンケート、評価など一貫してサポートします。また、外国人を受け入れる自治体・教育機関・企業・地域コミュニティーに対し、異文化コミュニケーションのコツや「やさしい日本語」の使い方などを伝授する講座・ワークショップ、ボランティア育成研修などを実施します。

世界各国と日本の各地域の人々、特に若い世代をつなぎ、社会・文化・宗教・生活習慣などの違いを超えて、相互理解を促進し、友好・信頼関係を作る交流プログラムを企画、運営しています。各国の若者を日本に招へいする、あるいは日本の若者を各国に派遣するプログラムにおいて、表敬、学校交流、企業訪問、ディスカッション、ホームステイなどを組み合わせたプログラムを作成し、実施します。現場ではJICEの「コーディネーター」が各言語でコミュニケーションの支援を行います。また各国の宗教・習慣に配慮した宿泊や食事などの提供をします。

研修の講義通訳、ファシリテーション、視察先同行、交流プログラムにおける通訳、同行、海外要人の通訳などあらゆる場面で必要な通訳・翻訳を提供しています。英語、中国語、ロシア語、ポルトガル語、ベトナム語、ネパール語、インドネシア語、タイ語、ラオス語、ダリ語などをはじめとした31言語の対応が可能です。

大学などが受け入れる外国人留学生に対し、日本に滞在中の生活全般のサポート、学業モニタリング、緊急対応などを行っています。来日時のオリエンテーション、住居探し、生活の立ち上げ支援、役所の手続き、学業の進捗確認・指導教員との面談、健康相談や病院同行、自然災害時の安全確認、地域のイベント情報の提供など、留学生本人や関係機関と連携して適時対応します。留学生に丁寧に寄り添い、安心・安全で、充実した留学生活を送れるよう支援します。来日前の現地での支援、あるいは日本語研修、就職支援などについてもご相談に応じます。

九州地域に在住の外国人留学生や高度外国人材の活躍促進のため、企業との交流の場を設けたり、定着のために専門的な見地よりコンサルティングを行ったりしています。
また、地域や学校における国際理解教育の現場へ、国際協力のプロフェッショナルであるJICE職員、各言語のコーディネーターや留学生などを講師として派遣します。各国の概要、社会・経済・文化・習慣をわかりやすく紹介し、また各地での生活を通じて感じる日本の魅力を語ります。

各国の行政官や技術者などを招へいし、さまざまな専門分野の研修を実施しています。クライアントや参加者の課題・要望・特性に応じて、講義や視察、演習を組み合わせた研修カリキュラムを企画し、実施、評価、フォローアップまでワンストップで対応します。研修の現場にはJICEの「コーディネーター」が同行し、各言語の通訳からファシリテーションまで行います。研修の運営にあたっては、日本の知識や技術、経験を伝えるのみでなく、ディスカッションやレポート発表を通じて、参加者の主体的な学習を促すアクティブラーニングを重視しています。

国際交流・国際協力・日本語教育にかかる調査をいたします。これまでにJICEでは、独立行政法人国際協力機構(JICA)や自治体事業の調査実績があります。また、JICEの業を通じて多種多様なネットワークを保有しており、調査依頼先については、幅広いご要望に応じることが可能です。