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第31回ワン・ワールド・フェスティバルに関西支所がブース出展しました

2024年2月3日(土)・4日(日)に梅田スカイビルで開催された「第31回ワン・ワールド・フェスティバル」に、JICE関西支所がブースを出展しました。このイベントは、1993年から毎年開催されている関西地域の国際協力・交流のお祭りで、国際協力の大切さを伝えること、そして持続可能な開発目標(SDGs)の達成に資することを目的としています。今年は80を超える団体がブースを出展したほか、歌や踊りなどのステージプログラムやセミナープログラムなども行われ、2日間でのべ2万4千人が来場しました。

JICEのブースでは、JICEの事業・活動を紹介するパネル展示のほか、8人のJDS留学生の協力を得て「やさしい日本語(※)チャレンジ」を行いました。これは来場者の方々が、制限時間内に留学生に対して「やさしい日本語」で質問し、どれだけ多くの回答を得られるか挑戦する、という企画です。参加者は、ゆっくり、はっきり、簡単な日本語で、時には文章を何度も言い換えながら留学生に質問していました。チャレンジを終えた参加者からは、「外国人と日本語で話せることがわかり心理的なハードルが下がった」「どうすれば外国人に伝わるのかを考えるのが楽しかった」「やさしい日本語の趣旨に賛同した」などの感想が聞かれました。また、留学生からも「たくさんの日本人と話ができて嬉しかった」「今日1日で日本語が上達した気がする」という声がありました。

今回の「やさしい日本語チャレンジ」はJICEの「留学生受入支援事業」のネットワークと「多文化共生事業」・「日本語教育事業」のノウハウを掛け合わせた初めての企画でしたが、ひっきりなしに参加者が集まり、ブースには2日間で約210人の方々にお越しいただきました。JICEは今後も地域の皆様に喜んでもらえるような活動、地域の国際化・多文化共生の推進に貢献できるような取り組みを展開していきたいと考えています。

(※)やさしい日本語:難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のこと。

関西支所

やさしい日本語チャレンジに協力してくれたJDS留学生
会場
多くの来場者の方々にゲームを楽しんでいただきました
JDS留学生との交流を通して彼らの国の魅力を感じていただきました