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【関西支所】第32回ワン・ワールド・フェスティバルにブース出展しました

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202528日(土)・9日(日)に梅田スカイビルで開催された「第32回ワン・ワールド・フェスティバル」に、JICE関西支所がブースを出展しました。このイベントは、1993年から毎年開催されている関西地域の国際協力・交流のお祭りで、国際協力の大切さを伝えること、そして持続可能な開発目標(SDGs)の達成に資することを目的としています。今年は80団体がブースを出展したほか、歌や踊りなどのステージプログラムやセミナーなども行われ、2日間でのべ25千名が来場しました。

JICEのブースでは、事業・活動を紹介するパネル展示のほか、7か国8名のJDS留学生(※)から協力を得て「JDS留学生とやさしい日本語で話そう!」という来場者交流企画を実施しました。これは来場者が留学生に対して、難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語で質問し、どれだけ多くの回答を得られるか挑戦する、というゲームです。参加者は、留学生が事前に準備した写真を見ながら、留学生の母国の食べ物・服装・人気の観光地など、気になる話題について質問しました。双方が、相手の理解度を確認しながら、ゆっくりと・簡単な単語で・身振り手振りを交えて、和やかな雰囲気で会話を楽しむ様子が見られました。

チャレンジを終えた参加者からは、「ここで留学生と出会わなければ、人生でウズベキスタンという国について知る機会もなかったと思う。魅力溢れる国だということを留学生から教えてもらい、同国への関心が湧いた(50代・女性)」「お正月という日本語をカンボジアのお姉さんに教えてあげた。カンボジアに行ってみたい(5歳・女の子)」などの感想が聞かれました。また、留学生からも「普段、日本人と話す機会が少ないので、新鮮だった。新しい日本語をたくさん教えてもらった」「母国の魅力について、たくさん語ることができ、来場者も好反応で嬉しかった」などの声がありました。

今回の「JDS留学生とやさしい日本語で話そう!」はJICEの「留学生受入支援事業」と「多文化共生事業」・「日本語教育事業」のノウハウを掛け合わせた企画で、ブースには2日間で約200名の方々にお越しいただきました。JICEは今後も地域の皆様に喜んでもらえるような活動、地域の国際化・多文化共生の推進に貢献できるような取り組みを展開していきたいと考えています。

JDS留学生:日本政府の無償資金協力「人材育成奨学計画(JDS)」で日本の大学院に留学する開発途上国の若手行政官。JICEは毎年約300名のJDS留学生の受入れを支援しています。

関西支所

JICEブースを手伝ってくれたJDSスリランカ生とJDSパキスタン生
JICEブースを手伝ってくれたJDSタジキスタン生とJDSラオス生
JICEブース前の様子
ワン・ワールド・フェスティバル会場の様子