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対日理解促進交流プログラムにおいて 事業横断対面同窓会(JICE自主開催)を実施しました

複合(地域) 国際交流

2024年3月19日(火)、JICEは「対日理解促進交流プログラム(*)」の過去参加者で、現在日本(主に関東圏)に滞在中の同窓生を対象に、対面での同窓会を開催しました。外務省が推進する本プログラムは、対象地域ごとに「JENESYS」「カケハシ・プロジェクト」「MIRAI」「Juntos!!」などと分かれており、それぞれ個別の事業として実施されています。今回は、2015年度に本プログラムが開始されて以降、初めての試みとして、2023年度にJICEが受託した6事業を横断する形で同窓会を企画したところ、22の国や地域から42名の同窓生が集まりました。 

参加した同窓生の多くは、訪日プログラムに参加した後、日本の大学への留学、日本企業への就職、JETプログラムへの参加をきっかけとして再来日しており、中にはすでに5年以上日本に滞在している同窓生もいました。本プログラムでの来日に影響を受け、日本に再び戻って来てくれることは、大きな事業成果であることを改めて実感しました。 

互いに初めて顔を合わせる参加者同士ではありましたが、本プログラムに参加しているという共通の経験や日本に対する同じ思いを共有する者として、すぐに打ち解け、親睦を深めていました。また、全事業混成で行なったチーム対抗クイズ大会では、日本の文化や慣習、アニメに関するクイズ、本プログラムの歴史を問う質問などが出題され、チーム一丸となって答えを考えるなど終始和やかで賑やかな雰囲気で交流を深めました。 

同窓生からは「7年前に本プログラムに参加したことが自身の人生におけるターニングポイントであった」、「日本での生活や仕事は不安なこともあるが、ここに自分の居場所・拠り所があると分かりとても心強く思った」といった声が聞かれ、同窓生にとって、JICEが共通のセカンドホームであると感じる機会として互いの絆を深めるイベントとなりました。 

JICEはこれからも、本プログラムだけでなく日本の財産でもある同窓生に対して、様々な同窓会プログラムやフォローアップを企画しながら、その活躍を応援してまいります。 

国際交流部 青少年交流課

*対日理解促進交流プログラム(Japan’s Friendship Ties Programs:JFTP)は、2015年より外務省が推進している人的交流事業で、日本とアジア大洋州、北米、欧州、中南米の各国・地域との間で、対外発信力を有し、将来を担う人材を対象に、招へい・派遣・オンライン交流を行い、日本との相互交流を通じて日本への関心・理解・支持拡大を図る事業です。JICEは実施団体として本事業の実施・運営を行っています。 


ネパールの同窓生がバンブーフルートの美しい音色を披露してくれました。
同窓生からも各国のお菓子や料理を持ち寄ってくれ食事を楽しみながら歓談しました。
チーム対抗クイズ大会では熱気に包まれるほど盛り上がりました。
国や地域を越えて、JFTP同窓生同士の絆を感じました。
予定の終了時間を大幅に超えるほど最後は名残を惜しみました。

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対日理解促進交流プログラムの6事業の同窓生が一堂に会し、共通のプラットフォームの意義を確認し合いました。