新しく着任されたアラブ首長国連邦(UAE)のシハブ・アルファヒーム駐日特命全権大使に、2月12日、JICEの山野幸子理事長、平川伸明常務理事及び研修事業部がご挨拶し、今後の計画等について意見交換をしました。
UAEの火星探査機ホープによるマーズミッション成功をお祝いし、これまでのUAEとJICEとの密接な協力関係をレビューし、研修事業部の赤尾孝課長から人材育成、留学促進、日本語教育、インターンシップ等、これまでのJICEのUAEに対する取組みと今後の企画を紹介しました。
アルファヒーム大使より、日本はUAEにとって重要なパートナーであり、日本とUAE両国の更なる発展のためにも、双方向の人的交流を促進し協力関係を強化したいとの意向が述べられました。
UAEとJICEとの出会いは2007年まで遡ります。UAEから研修実施の依頼が名古屋大学及びJICA中部に対してなされ、プログラムの策定を名古屋大学、研修の運営をJICA中部から紹介(UAEはODA対象国ではないため)を受けたJICE中部支所が実施することになりました。これを受けて当時の松岡和久前理事長と水野誠二中部支所長(当時)がUAEを訪問し、アブダビ人事院との間で政府機関職員に対する人材育成訪日プログラム実施に係るコンサルタント契約の締結に至りました。以降10年以上にわたり、主に人材育成や教育分野での様々な協力プログラムの実施を通じ、また前任のアルアメリ大使にも多大なご支援をいただきながら、JICEはUAEとの強固な関係を構築してきました。
2021年はUAE建国50年、2022年は日本との国交樹立50年の節目を迎えます。JICEは、両国の今後ますますの友好関係発展のため、2018年両国首脳の共同声明に基づく「包括的・戦略的パートナーシップ・イニシアティブ(CSPI)」の枠組みの中で人材育成や教育分野への貢献を推進して参ります。
研修事業部 管理・プロジェクト課
赤尾/本田