2014年の第4案件目となる「エレベーターの安全基準及び認証システムコンポーネント」研修が11月17日から11月21日まで実施され、台湾経済部標準検験局の行政官3名が参加しました。
研修期間中には、省庁、一般社団法人、大学、企業の昇降機安全管理研究者や昇降機事業の担当者より、日本の昇降機の現状や課題、企業の昇降機の特色等の講義を受けました。また、既存エスカレーターの地震に対する安全性の確保に関する実験や昇降機の展示室、工場等を見学することにより、昇降機に関する知識の理解を深めました。講義においては、昇降機の安全認証制度における課題に基づき、日本の専門家と活発な意見交換や情報交換を行いました。研修最終日には、研修講師や関係者と研修中における成果を共有するとともに、研修テーマについて活発に意見交換を行い、当分野における今後の継続的な交流の推進を確認し合いました。本事業を通して、引き続き各分野における日本と台湾の交流・情報交換、ネットワーク構築の一端をJICEが担っていくことができれば幸いです。
研修事業部海外協力課 田中 春菜 記