JICEは日本各地の地方自治体や学校、団体等と協力して、その土地ならではのさまざまな魅力や特長を世界に伝えています。
介護福祉科の授業の中には「コミュニケーション力の向上」や「観察の重要性」を目指すものがありますが、どちらを学ぶにせよ「笑顔」での対応が求められます。今回訪日団の方々との交流を通して、学生たちの自然な笑顔が引き出され、思いやりある対応とは何かを考え、相手の心を知ろうとする気持ちが育つ機会になりました。
今どきのアメリカの学生がどのようなことを考え、何に関心を持っているのかの一端が垣間見えました。また、会社のグローバルな事業概要やアメリカでの事業展開について紹介することができ、アメリカのみなさんの生活の質の向上とアメリカ社会の発展に積極的に貢献していることも理解していただけたと信じています。このような草の根活動による相互理解促進活動もますます重要性を増していると感じました。
自然の美しさに感動してくれたことがよかったです。りんご畑での収穫作業が楽しかったようで、「こんな美味しいりんごは食べたことがない」と何度も言ってくれたことは寒い中で作業をする元気の素になりました。まだまだ本来の元気を取り戻せていない福島ですが、とてもうれしい時間でした。「福島のファンになった」という言葉は宝物です。
1日で環境都市北九州市の浄化センター、ごみ処理工場、八幡西区役所の業務、国際交流会、その他市の施設の見学をしてもらったため足早な行程となりましたが、地方自治体の業務をひととおりご理解くださったのではないかと思います。ベトナムのハイフォン市へ水道技術を教えていますが、他の都市でもご希望があればぜひ協力したいと思います。
日本の企業のマネジメント、文化、採用等に問題意識を持ち、多くの質問を受け、大変刺激を受けました。当方社員も訪日学生の積極的な、オープンな態度にモチベーションが上がったと思います。印象的だったのは、グループに分かれてのセッションの際に、どのグループでも積極的な質問が出ていて、間が持たないような事が無かったことです。また、お互いの国の様子(経済やビジネス、技術、文化等々)について情報交換できたことは、双方の人財の育成や将来的な事業の構想、連携の促進などに役立つと思います。
今回は相互交流であり、米国での派遣プログラムから交流が開始されていたため、プログラムの開始直後から終了まで雰囲気の良い交流会となっていました。訪日団に大学紹介を発表頂きましたが、本学学生にとっては英語を母国語とする学生のプレゼンテーションを直接聞くことで、自らのプレゼンテーションの長所、短所に気付き、今後の学習やキャリアにつながる素晴らしい機会になったと思います。
JICE 国際交流部 青少年交流課
03-6838-2730